溝の口(神奈川県川崎市)に竣工した洗足学園音楽大学の新校舎の内覧会へ。

おそらくまだどのメディアにも掲載されていないかと思いますが、近々、あらゆる建築雑誌に登場しそうです。

鱗のようなステンレスパネルに覆われている建物が、教室棟「シルバーマウンテン」。主に三つのリハーサルスタジオが入っている。
赤いタイルに覆われている建物が、事務棟「eキューブ」。機能は、事務室、教員ラウンジ、学生ラウンジなど。
 
「eキューブ」は、エクステリア、インテリアともに明るく、ややポップなデザインで、誰かとコミュニケーションを取りたいという気持ちを醸成してくれそうだ。
一方、「シルバーマウンテン」のほうは、緊張感が漂うダイナミックかつ静謐な空間で、自分自身と内省的に向き合って沈思黙考したいという気持ちさせる。そうした二つの棟のコントラストも印象的だ。
どちらの棟も、音楽大学にふさわしく、人々の感覚を刺激するような色と造形に見える。
 
設計監修:押野見邦英さん
設計:KAJIMA DESIGN
施工:鹿島建設横浜支店