「正解」に対するスタンス

最近、仕事の場面で、こんなことを感じる。
 
人によって、「正解」に対するスタンスが異なるのではないか。
「正解」に対するスタンスは、二通りあるように思う。
 
一つ目。「正解」が既にどこかにあると考え、その正解を探し求めるタイプ。
二つ目。「正解」なんて無い。だから、自分が今持っている知識や思考力で暫定的な正解を作り出すしかない、と考えるタイプ。
 
人によって、どちらかに分かれる。
もちろん、一人の人間が、その都度、この二つのスタンスを使い分けながら生きている。
例えば、ざっくり言うと、試験勉強をする時には、前者の思考。粘土で工作する時には、後者の思考だろう。野球で理想のバッティングフォームを追求する時には、おそらく両者を組み合わせて考えている。
 
けれども、大きな人生観として、人は、無意識のうちに、どちらか一方の思考タイプを選び取っているように思う。
どちらのタイプで生きるかによって、向き不向きや、得意不得意が生じる。
ただし、どちらのタイプを選び取っても、そこに優劣があるわけではないと思う。
さて、自分自身はどちらだろうか。