資料リスト:一級建築士「製図試験」2017 にお役立てください

今日は、緊急で資料のご紹介をします。
一級建築士試験についてです。
 

先日、一級建築士試験「設計製図の試験」の課題が公表されましたね。
今年、平成29年(2017年)の製図課題は、「小規模なリゾートホテル」。
試験日は、平成29年10月8日(日曜)です。
 http://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-seizu.html
  
  
 
来ましたね。商業空間の課題が。
しかも、ホテル。
弊社の刊行物の中でも、ホテル特集は非常に好評をいただいております。
そして今も、編集部に日々、次々とホテル開業情報が集まってきています。
 
そこで今日は、一級建築士の製図試験「小規模なリゾートホテル」に関する参考資料を、以下にリスト化しました。



 
【参考資料リスト】

◆2017年2月号 P.63〜
 特別企画 進化するホテルデザイン
80ページを超えるホテル特集です。
「リゾート&都市型」「コンセプト型」など、現在のトレンドに合わせて三つのジャンル分けてホテルを掲載しています。
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=283

 
◆2017年3月号 P.50〜
 東急ハーヴェストクラブ
これは、会員制ホテルです。二つのレストランを持っていますが、大きな宴会場をいくつも持つ総合ホテルではなく、比較的コンパクトに共用エリアが構成されているので、「小規模リゾートホテル」にカテゴライズできます。
取材段階では、客室のリニューアルがされていなかったので、客室は掲載せず、リニューアルされた共用エリアのみ掲載しています。
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=284


◆2017年6月号 P.42〜
 星のや バリ
 界 アンジン
星野リゾートが展開する最新ホテル2件です。
今年の製図試験の注記を見ると、「斜面地を考慮した建築物の計画」とあります。
そうです、「星のや バリ」がまさに、斜面に立つリゾートホテルなんです。傾斜地をうまく生かしていることが、このホテルの特徴でもあるので、その断面図を掲載しています。
静岡にある「界 アンジン」のほうは、温泉旅館とホテルの良いところをミックスした宿泊施設です。共用エリアが、レストラン一つと、こじんまりしたラウンジで構成されているので、「小規模リゾートホテル」にカテゴライズできそうです。
ちなみに、製図試験と直接は関係ありませんが、星野佳路社長のロングインタビュー(P.70)は、ぜひお読みください。編集部側が、「ここまで包み隠さずストレートに具体的に語ってしまってよいのか」と驚くようなインタビュー内容になっています。お見逃しなく。
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=291
 

◆2017年9月号(制作中。8月28日発売)
 コンラッド大阪
ただいま制作中の9月号にて、巻頭で、大阪・中之島に開業したラグジュアリーホテル「コンラッド大阪」を掲載予定です。
館内に散りばめられた現代アートと、天空のラウンジが、宿泊者に非日常の高揚感を与えます。

 
◆増刊号「CREATIVE HOTEL & COMMUNICATION SPACE」
ホテルの企画・設計・運営を一気通貫で手掛ける事務所「UDS」。彼らの仕事をホテル案件中心にまとめた1冊です。
共用エリアや客室の図面を豊富に掲載しましたので、製図のご参考にご覧ください。
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=267


◆増刊号「コンパクト&コンフォートホテル設計論」
気持良くて、快適で、機能的で、スタイリッシュで、リーズナブル。そんなホテルを「進化したビジネスホテル=コンパクト&コンフォートホテル」とカテゴライズして、デザインコンセプトの考え方と設計手法をまとめた1冊です。
ですので、リゾートホテルは掲載されていませんが、客室の図面を多数掲載しましたので、ホテル設計の参考にしていただけるかと思います。
お陰様でロングセラー。ありがとうございます。
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=162
 

 
 
 
以上、緊急で作成した資料リストでした。
 
さらに、これから制作に着手する「2017年10月号」(9/28発売)でもホテル特集を予定しています。
試験対策にギリギリ間に合いますね。
お見逃しなく!!
  
  
  
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
製図試験を受験される皆様のご健闘をお祈りしております。

相手の発言の真意を理解する

相手の発言の真意を汲み取って理解する力。
これは、職種を問わず、仕事に関する能力のうちで最も重要なのではないか。
平たく言えば、「相手は、この発言によって私に何を伝えようとしているのか」「相手は、何を最も重要視しているのか」を理解する力。

 
ただし、「真意を理解する」ということと、「その真意に同意する」ということは、まったく別のことである。
同意するか否かという価値判断をひとまず保留して、まずは、全力で相手の発言の真意を理解する。理解できなければ、理解できるまで質問をする。

 
次に、自分の意見を相手に伝えてみる。
自分の真意が相手にうまく理解されていないようなら、別の単語を使ったり、例え話を出したり、図を描いたりして、理解してもらえるまで伝える。

  
この2段階が完了すると、相手と自分との間にあるテーブルに、「相手の意見」と「自分の意見」が並べて置かれた状態になる。
両者の意見に相違点があれば、「どの点が異なっているのだろう」「なぜ異なっているのだろう」と議論してみる。
 

そのようにして相手と対話できたら、打ち合わせなどを含めて、日常のあらゆる会話が非常に生産的なものになりそうだ。
特に重要なのは、価値判断をひとまず保留にして全力で相手の発言の真意を理解するというステップ。この作業をしない限り、自分自身が頭の中につくり上げた「箱」(意味の体系や思考の慣習)から出ることができない。つまり、視野を拡張するという意味での成長ができない。 
 
   
あっ、別にこれは国会中継を見ていて感じた感想ではありません(笑)。
最近、数組のデザイナーさんの打ち合わせを間近で観察する機会がありました。その時に、クライアントからの厚い信頼を勝ち取っているデザイナーさんやクリエイティブディレクターさんたちは、相手の発言の真意を理解する力が非常に高い、と感じたためです。
と同時に、相手の真意を汲み取る前に価値判断をしてしまう人があまりに多い、とこれまでの人生の中でずっと感じてきたためです。

当事者意識の欠如

当事者意識の圧倒的な欠如。
これは、特に仕事の場面において、少なくとも2つの意味で大きな問題である。
一つは、成果物のクオリティーが低くなる。
もう一つは、自分自身が成長しなくなる。
 
自分の身に起こる出来事はすべて、自分の責任において自分が招き寄せた帰結である。
うまくいかないことがあれば、その責任はすべて自分にある。一寸たりとも、他の誰かのせいではない。100%自分の責任である。もし1%でも「この出来事や状況は、私のせいではない。他人のせいである。ゆえに私ではない誰かが解決してくれるべきだ」と考えた瞬間に、その人の成長はそこで停止する。
 
目の前に不満があれば、それは自分の手で改善するしかない。決して誰かが代わりに改善してくれることはない。
 
私がやらなくても、誰かがやってくれる。誰かが改善してくれる。誰かが導いてくれる。
心の中の無意識という領域にうっすらと、しかしまんべんなくこびりついたこの発想を、常に注意深く剥がしておく必要がある。剥がし続けなくてはならない。気を許せば、その思考は、いつの間にかまた蜘蛛の巣のように人の心を覆っている。
 
とはいえ、「私には当事者意識が欠如している」と自分で気がつくことは、どうやら、とても難しい。むしろ逆に多くの人は、「私は責任をもって仕事に取り組んでいる」と自分自身を評しているのではないか。
 
なお、誤解なきよう念のため付け加えておくと、「責任をもって自分の手で改善する」ということは、「誰にも頼らず、誰の力も借りず、自分ひとりで解決する」という意味では、まったくない。
 
自戒を込めて。。。

ホテル、照明、カフェ情報

おはようございます。
東京は、爽やかな快晴。気持ち良い一週間のスタートですね。
ホテルと照明に関する情報です。あと、オススメのカフェについても。
 
昨日、二子玉川蔦屋家電」に行ってきました。
毎週のように行っていますが、ここは本当に居心地が良いですね。
「商店建築」関連の刊行物もたくさん置かれています。

  
まず、最新号「月刊 商店建築」2017年6月号。照明計画と照明器具をテーマにした特集「LIGHTING DESIGN 2017」を組みました。さらに、今、ホテル開発に関する資料がとても求められていますが、星野リゾートの注目プロジェクト「星のやバリ」「界アンジン」も掲載。
 
丸ごとホテルに特化した資料としては、増刊号「CREATIVE HOTEL & COMMUNICATION SPACE」が、面出しで置かれていました。さらに、増刊号「コンパクト&コンフォートホテル設計論」は、ジェフリー・バワの書籍の隣に並んでいますね。

丸ごと照明計画&照明器具の開発手法に特化した増刊号「Commercial Space Lighting vol.1」「同 vol.2」は、特設コーナーに。これは、今週木曜に、ここ蔦屋家電で開催される下記のトークセミナーと連動しています。
  
 2017年6月8日(木)19:30〜21:30
 「ライティング・プロダクト」のつくりかた at 蔦屋家電
  http://www.shotenkenchiku.com/mailm/?id=00109
 
 
蔦屋家電には、弊誌の姉妹誌「アイムホーム」もたくさん並んでいます。爽やかな表紙。最新号は、付録つきです。
 
そして最後に、オススメのカフェを一つご紹介します。この蔦屋家電の中に入っている「GOOD MEAL SHOP」。ドリンク、アイス、スイーツ、パン、どれも美味しくて、とてもオススメです。個人的には、「バタースコッチミルク」というドリンクとチョコレートのアイスキャンディーの組み合わせがオススメです。席も、テーブル席、カウンター席、大型テーブルなどバリエーションがあり、気分によって席を選べます。楽しみにしていた小説を蔦屋家電で買って、GOOD MEAL SHOPでお気に入りのドリンクを飲みながら、急いで1ページ目を開いて読み始める。至福の休日の過ごし方です。
 

 

以上、ホテル、照明、カフェ情報でした。
皆さんも、どうぞ爽やかな1週間をお過ごしください!!

「ブランディング戦略としての店舗インテリアデザイン」


 
グラフィソフトジャパンと商店建築のコラボレーションセミナーが開催されます。
トークセミナーブランディング戦略としての店舗インテリアデザイン」もおこないます。
一緒に学びましょう。気軽にお越しください。
 
http://www.shotenkenchiku.com/mailm/?id=00107
http://www.graphisoft.co.jp/event/bim_seminar/2017/shouten.html
 
 
 
ーーー開催概要から抜粋ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
グラフィソフトジャパンと商店建築のコラボレーションセミナー
ブランディング戦略としての店舗インテリアデザイン」が開催されます!

プログラムは、ドイルコレクションの井上愛之氏と弊誌編集長の塩田健一とのトークセッション「ブランディング戦略としての店舗インテリアデザイン」、池田建築設計の池田暢一郎氏による店舗デザインにおけるBIM活用の実例」と題したARCHICADの活用事例紹介、グラフィソフトジャパンのBIM最新バージョン「ARCHICAD20」のプレゼンテーションなど。
お申し込みは、先着順となります (入場無料)。
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開催概要
会期:2017年6月22日(木)13:30〜16:00
会場:パークタワーギャラリー・1 (新宿パークタワー 1階)
主催:グラフィソフトジャパン株式会社  TEL.(03)5545-3800

セミナーの詳細と参加お申し込みは下記サイトまで
(完全予約制、先着順、入場無料)
http://www.graphisoft.co.jp/event/bim_seminar/2017/shouten.html

「カフェ設計の教科書」にご興味ありますか


 
「カフェ設計の教科書」にご興味ありますか。
編集部オフィシャルblog、更新しました。
テーマは、「カフェ設計の教科書」。
カフェの写真、いろいろ載せました。
お仕事の合間のリラックスタイムにご覧ください。(^ ^)
 
 http://www.shotenkenchiku.com/blog/entry-754.html



イベント開催します。

 
「月刊 商店建築 2017年2月号」発売記念トークイベントです。
ホテル設計の経験が豊富な空間デザイナーの寶田陵さん(the range design INC.)をゲストにお迎えします。
テーマは、「ジャパン・クリエイティブ・ホテルのつくり方」。
先日、寶田さんとお打合わせしてきましたが、濃密な情報量で、あっという間の90分になりそうです。
これからのホテル開発やホテル設計のポイントはどこなのか。ヒントやインスピレーションをお求めの方には、最適な内容です!
一緒に学びましょう!
お待ちしております!!
 
 
 2017年2月10日 (金)
 19:00〜20:30
 青山ブックセンター本店
 
 
詳細
http://www.aoyamabc.jp/event/shotenkenchiku201602/