2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『ゴシックとは何か―大聖堂の精神史』

『ゴシックとは何か―大聖堂の精神史』(酒井健/ちくま学芸文庫)を読む。素晴らしい力作である。著者自身もあとがきで述べているように、本書は建築様式のみの視点からではなく、「数世紀にわたる宗教・社会・文化の視点から大聖堂を考察」している。通読す…

『星野リゾートの事件簿』

『星野リゾートの事件簿』(中沢康彦/日経BP社)を読む。同社は、「リゾナーレ」の立て直しや「星のや」で有名なリゾート施設の運営会社。 各エピソードは、とてもカッコよく描かれている。お客様満足度を一番に考えて熱く議論し合うスタッフたち。そして…

『「伝わる英語」習得術 理系の巨匠に学ぶ』

『「伝わる英語」習得術 理系の巨匠に学ぶ』(原賀真紀子/朝日新書)を読む。軽々しいタイトルに反して、深みのある内容だった。語学やコミュニケーションに興味を持つ人にオススメの一冊である。 勉強術のような内容を期待して読むと、がっかりするかもし…

『幸せを科学する』

『幸せを科学する』(大石繁宏/新曜社)を読む。前半よりも後半のほうが面白いと感じた。紹介される研究結果に意外性が乏しいのと、結果結果に対する著者の考察がやや甘いので、星三つ。とはいえ、興味を引かれる研究結果が紹介されていた。 「さまざまな人…