2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『最後の物たちの国で』 (ポール・オースター/白水社)を読む。異常な貧困、物資の不足、治安の悪さ、圧政、、、なんとも言えない極限状況からのレポートという形式をとった小説。 寓話的な作品だが、考えてみると、現代の現実世界にもこれに似た状況があり…
■『孤独の発明』(ポール・オースター/新潮文庫)を読む。 中身は前後半に分かれている。前半の「見えない人間の肖像」は大変面白く読んだが、後半の「記憶の書」は、いまいちついていけず、途中で断念。 「見えない人間の肖像」は、オースターの父らしき人物…
『日本人の英語』 (マーク ピーターセン/岩波新書)を読む。 冠詞は名詞の前に付く何ものかではなく、むしろ逆に、冠詞に名詞をくっつけていると考えたほうがいいとか、乗り物に乗る場合の「get in」と「get on」はどのような意識の違いに基づいて使い分けら…