「SALUS」 「日経アーキテクチュア」 イデーカフェ PARK SIDE CAF

東急電鉄が発行するフリーペーパー「SALUS」をパラパラめくっていたら、石川次郎氏のインタビュー記事に手が留まる。石川氏は「POPEYE」「BRUTUS」「TARZAN」などの編集長を務めた名編集者。
編集者に必要な才能は「他人の才能を発見し、確認し、機能させる能力」。編集長の役割は「乗組員が雑誌作りだけに集中できる。そんな環境を作ること」。また昨今、「広告の入れ物を作ろうとするから、似たような雑誌が増えて読者を取り合ってしまう」、などなど正論だが、“そうだよなあ”と思わせるセリフが印象に残る。

■一昨日届いた「日経アーキテクチュア」をパラパラめくっていたら、建築業界に隣接する異業種の方々へのインタビューという異色の特集があり、手が留まる。
数値化できない深みに真価があるという視点で、建築と学問の相同性を語る内田樹氏のページと、その多彩な経歴から、建築に近接する異なる世界で経験を積まなければ建築の世界を変えることはできない、と語るアニリール・セルカン氏のページが印象的。

■最近行った、喧騒を見下ろすカフェ。
・自由が丘のイデーカフェ。4階から自由が丘の交差点を見下ろす。向かいのスターバックスの店内を見下ろす光景が、他人の家のリビングを覗いているようで少し新鮮。店員さんの対応もよく、落ち着いて会話ができる空間。
・大宮エキナカのカフェ「PARK SIDE CAFE ecute大宮」。コンコースの中二階にあるため、エキナカの他店に比べ空いていて穴場かもしれない。駅を行き交う人々を見下ろせる。席間隔が、都内のカフェに比べ、ややゆったりしている気がする。待ち合わせにも使えそうだ。
・「サンドイッチ・カフェテラス ラヴァンデリ 恵比寿店」。恵比寿駅から至近。交差点を行き交う人と車を見下ろせる。2階が意外と広く、落ち着いて会話できる。

http://www.idee.co.jp/food/ideecafe/
http://www.create-restaurants.co.jp/shop/00070
http://www.lavanderie.jp/

■そういえば北京で、フィリップ・スタルクが空間デザインを手掛けたバー「蘭クラブ(Lan Club)」へ行った。
車で行ったので立地がよく把握できていないが、建国門駅か国貿駅が近いようだ。大きな額縁が天井に並ぶ装飾的な空間であった。店員さんもとても丁寧。バーという言葉から想像できないほど広い空間で驚く。北京はすべてが大きいのか。

朝陽区建国門外大街乙12号双子座大厦東棟4F