それは、自由が丘のゆるキャラ「ホイップるん」が、やや汚れているということなんです。
別に「ヨゴレキャラ」というわけじゃなくて、物理的に少々汚れているようなのです。
自由が丘にスイーツショップが多いため、ホイップクリームをモチーフにしたキャラクターであろうことは、名前と形状からして、見た瞬間に分かります。
そして、このホイップるん、すごく頑張っているんです。
自由が丘の街でイベントがある週末には、いや、もしかするとイベントがない週末にも、ホイップるんは街を練り歩いています。
ホイップクリームというモチーフがやや抽象的であるせいか、多くの子供たちが、ホイップるんとの距離感を測りかねているようです。大人たちの表情からも、「このキャラクターと子供を並ばせて記念撮影をする必要があるだろうか。撮ってSNSにアップしたところで、どのくらいの『いいね』が期待できるか。いや、むしろ説明が面倒なんじゃないか」などと逡巡している様子が読み取れてしまうほどで、彼らがスマホを握りしめる手もなんだかソワソワ落ち着かないのです。
でも、僕は、ホイップるんが好きで、応援しています。陰ながら。
繰り返しますが、ホイップるんは頑張っています。登板回数が多いんです。
そのためか、デビュー当初、ホイップクリームのように白かったホイップるんが、最近やや汚れて、グレーがかってきています。ホイップクリームよりも、和菓子を連想させそうな色味になってきています。いや、百歩譲って、和菓子を連想させたとしても、自由が丘には、「蜂の家」「亀屋万年堂」といった人気和菓子店もありますから、いいんです。
でも、また白いホイップるんに会いたい。
ホイップるんよ、ゴールデンウイーク後に、ぜひ休養と洗濯を。
自由が丘の住人たちは、白いホイップるんを待っているぞ。(^^)
