2013-06-08から1日間の記事一覧

『壁』(安部公房/新潮文庫)を読む。

連続的な短編で構成される小説作品。 夢か現実か分からぬ幻視のようなシチュエーションがめくるめく展開される。 シュールレアリスムの強い影響を感じる不条理な世界。 極度にロジカルたろうとする『他人の顔』の作者と同じによる作品とは思えないほど、異な…