御茶ノ水や赤坂で取材 取材段取り 講談社「現代新書カフェ」

■休日だったが、会社に立ち寄り少々仕事をした後、東麻布にて取材。海外の設計事務所の東京オフィスにて。ホテルデザインでは平面計画が重要、などなど。
印象が新鮮なうちに、早速その原稿を書きあげる。

■勝どきのトリトンスクエアにて、取材。24階からの眺望が気持ちいい。
帰社して、取材依頼、ページ構成、メール処理など。

■家族関連の大切な集まり。87歳の祖母の記憶力や反応の良さに改めて感心する。よく雑誌などで「変化や刺激のある生活をしていると脳が衰えない」といった趣旨の記事を見かけるが、祖母はむしろほとんど遠出もせず、ごく限られた範囲で長年同じパターンの生活を続けているはずだから、「〜すると、脳が衰えない」というような一般化は怪しい。

御茶ノ水にて取材。アメリカ系の話。
赤坂にて取材。こちらはハンガリー系の話。ハンガリーが理数系に強い国であることを知る。ルービックキューブが生まれたのもハンガリーである。そのまま、赤坂サカスのPCMカフェにてライターの方と打ち合わせ。記事原稿の骨子を固める。

■書店で気になっていた本を5、6冊見てみたが、望んでいた内容と違った。1冊だけ買う。

■オフィスにて、メールの返信など雑務。
ミラノのデザイン事務所にメール&電話。10項目くらい質問を書いただけなのに、気付いたら1時間くらい経過している。
その他、メールの返信をまとめて書き、帰宅。

■メルマガ<講談社「現代新書カフェ」>が面白い。と、数日前に気付いた。
1年以上前から配信してもらっていたのに、ぜんぜん読んでいなかった上に、いくつかの号はメールボックスから削除してしまっており、残念。
このメルマガでの連載が新書化されていくようだ。締め切りを分割して設定する契機になるから、著者も編集者にも都合がいいだろう。そもそも文芸誌や総合誌が、これまでそういう“原稿の倉庫”としての役割を担っていたが、「論座」や「現代」が廃刊する昨今、メルマガやブログが“倉庫”の役割をますます代替するかもしれない。

講談社「現代新書カフェ」>のコンテンツとしては、『Dr.平岩の東大受験必勝法』平岩正樹が興味深かった。50歳を超えての東大再入学やトライアスロン体験を通して、「スポーツも勉強も快感がその本質」と悟ったり、東大の入学試験における日本史のレベルの高さを平易に説明したりと、読みやすくて、「へ〜」と楽しめる。

その中に、勉強のコツとして以下4点が書かれていた。(同メルマガより引用)

★1「底」の確認
★2発想の尊重
★3圧倒的勉強量
★4しらみつぶしの理解

1と2は、勉強のコツというより、著者が家庭教師をしていた経験を通して、主に人に教えるときのコツとして書いているのだが、独学する場合も役に立ちそうだ。「この四つがそろえば、コツは「満点必然策」となる」そうだ。

その他、平岩氏の連載で印象に残ったセンテンスをいくつか。
 ・東大の入試は受験生の努力を裏切らない。けっして天才を求めてはいない。
 ・ひねりのない正面からの問題である。これができなければ世界史を勉強したとは言えない正直な問題だ。
 ・乗り越えられない苦痛はない。そして人間は快感も感じるようにできている。快感をより増幅させる方法を身につければ、何だって半分は成功したようなものだ。やればやるほど楽しくなる。勉強のやりすぎに注意して東大に入ってもらいたい。

その他、このメルマガのコンテンツとしては、大塚英志さんや北尾トロさんの原稿も面白そうだったが、まだちゃんと読んでいないので、これからのお楽しみ。