ザ・ガーデン 初代 アンドグリーン

こんにちは。

大井町のピザ屋「PIZZAMAN OIMACHI」へ。アイドルタイムだったので、入れなかったので、今度再訪してみよう。かわいらしいトレードマークと倉庫のような建物が目を引く。設計は、デザインやブランディングを手掛ける事務所「シーアイエー」。
 東京都品川区大井1-11-8
 03-3774-0900
 

大井町のビジネスホテル「アワーズイン阪急」の3階の「カフェ&バー ザ・ガーデン」へ。穴場なのか、空いていて居心地のいい空間。壁面緑化や版築風の壁などが目を引き、オーガニックな雰囲気。テラス席も気持よさそうだ。アワーズイン阪急のフロントに隣接しているのだが、このフロントも広々していて居心地がいい。このホテルの宿泊室は12.5平米ほどなので、ビジネスシングルとしてミニマムな面積と言えるが、こうしたゆったりしたフロントやカフェがあると、宿泊体験全体をとおして満足度が上がりそうだ。客室は寝るためだけのスペースと割りきって、こうしたカフェをリビングルームとして使ってもらえばいい。もちろん1100室という大規模なビジネスホテルだから、共用スペースにこれだけ投資ができるのだろうが、いずれにしても、充実した共用スペースが、客室の狭さを大いにカバーしているように見える。
駅から近いのも魅力。大井町の隣は品川なので、新幹線や羽田空港へのアクセスもいい。
http://www.oursinn-hankyu.co.jp/ja/service/cafe
   

■渋谷の石鹸ショップ「LUSH」がリニューアルされたので、立ち寄ってみる。コンパクトな店内にカラフルな石鹸などが並ぶ。

ホテルメッツ渋谷3階の「PUBLIC HOUSE」へ。運営するのは、カフェカンパニー。
紀尾井町のカフェ「サンキャトルヴァン(45°CENT QUATRE VINGTS)」も素晴らしかったが、このPUBLIC HOUSEも居心地がいい。様々な種類のユーズド風の照明器具やイスが使われている。床には、アンティーク風のフローリングを斜めに貼られている。BGMはボサノヴァ系。そうした一つひとつの要素が、“レトロでカジュアルで脱力感あるニューヨークの友人の広いアパートに遊びに来たような空間”のイメージを演出するために寄与している。カフェ設計に関する高いセンスとノウハウを感じる。
土曜の夕方でも空いていて、オススメのスポット。
http://www.hotelmets.jp/shibuya/facilities.htm
http://www.cafecompany.co.jp/brands/publichouse/index.html
  

■恵比寿の蕎麦屋さん「初代」へ。天麩羅と蕎麦をいただいたが、大変美味しい。面白いのは、国内外6地域の塩がテーブルに置かれていること。北海道、沖縄、フランス、バリなど。様々な地域の塩を食べ比べ。
空間は、緊張感のある端整なデザインだけれど、座ってみるとソファ席の背もたれが高くリラックス感が高い。
ランチタイムは営業していないが、夜は、夕方5時から午前4時まで営業している。飲んだ帰りにちょっと蕎麦など食べたい人にもオススメ。ぜひまた行きたいお店。
内装設計は、西脇一郎デザイン事務所。
 http://www.nishi-d.co.jp/case/genre/restaurant/japanese_restaurant/000708.html
 東京都渋谷区恵比寿南1-1-10 1F
 03-3714-7733
   

駒沢大学駅近くのカフェ「+green(アンドグリーン)」へ。ゴマのデザートとオリーブ茶をいただく。美味しい。
内装設計は、シナトの大野力さん。2フロアの上層が円形の白い壁で、下層が直線の石積み風の壁で構成されている。上階の壁とか下階の壁が入り組んで重なっており、その結果、「内/外」の境界が曖昧になったり、上階と下階が相補的に互いの空間に意味を与えている。屋外にいるのか屋内にいるのか分からないような不思議な空間体験を人々に提供している。
「内/外」の境界を曖昧にするデザイン手法は、大野さんが以前に設計したワインバー「salon des saluts」のデザインとも通ずる。
上階と下階が相補的に互いの空間に意味付けをするデザイン手法は、大野さんが以前に設計したブティック「LARA Kofu」や「DURAS Daiba」とも通ずる。
そして、図式的な面白さと体感的な気持よさの両方を味わえるのが、大野さんの設計する空間の魅力だと、改めて感じた。ちなみに、図式的な面白さと体感的な気持よさの両方を味わえるという魅力は、サポーズデザインオフィスの谷尻誠さんが設計する空間にも感じる。
なお、このお店は、トイレが非常にきれいで、トイレにちょっとした驚きが仕掛けられているのも素晴らしい。飲食店にとってトイレは、店の印象を左右する重要な要素だ。(だから「月刊 商店建築」でも年に一度くらいトイレ&パウダールーム特集をやっているわけだが。)
http://www.sinato.jp/
http://www.sinato.jp/structure/works.php?id=130
http://www.and-green.jp
     

■5月にオープンした「フレル・ウィズ自由が丘」へ行ってみた。長年「自由が丘とうきゅう」として営業していた建物のリニューアル。以前は、深夜まで営業している東急ストアが便利ではあったものの、全体には冴えないイメージだったが、今回のリニューアルで、若者向けのオシャレな施設になった。
テナントには、「イータリー」「メゾンカイザー」「カルディコーヒーファーム」など、比較的若年の消費者に「食卓を楽しくしてくれそう」と思わせる食材ショップを入れている。こうした集客力のありそうな店舗を前面に押し出して客を誘引し、日常的な食材を東急ストアで購入してもらおうというリーシング戦略のようだ。
上階には、生活雑貨の「ハンズ ビー」、メガネの「ジンズ」、靴の「ABCマート」もある。
4階にはカルチャースクール「東急セミナーBE」が入っている。東急は最近、たまプラーザや二子玉川の開発でも最上階にカルチャースクールを設けている。おそらくカルチャースクールがシャワー効果を生むのだろう。例えば、カルチャースクールの帰りに、主婦層のグループが2階の「アフタヌーンティーティールーム」でお茶を飲んだり、1階の東急ストアで買い物をして帰ったりする。
http://www.fullel.com/jiyugaoka/
http://jiyugaoka.keizai.biz/headline/739/

■「スターバックス 表参道B-SIDE店」へ。
藤原ヒロシさんのプロデュースで全面リニューアルされ、3月31日にオープンした。従来のスターバックスと異なるイメージの空間。1階には大型テーブル。2階はソファ席中心。
一人で行くにはいい。オススメだ。この店の席の配置や家具のセレクションは、一人客を前提にしているように見える。逆に、複数の人数で行くと、手頃な席を見つけにくいかもしれない。
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=196
  

■リコーが、HOYAのカメラ事業部門「ペンタックス」ブランドを買収するそうだ。リコーとペンタックスのカメラを10年以上使ってきて、どちらの製品も気に入っているので、リコーがどんな展開をするのか楽しみ。最近、デジカメ市場ではミラーレス一眼のように小さくて本格的なカメラが人気のようだから、リコーも、ペンタックスの一眼レフ技術を取り込んで、コンパクトデジカメの新製品を開発するのだろうか。
http://www.ricoh.co.jp/release/2011/0701_1.html