大井町線沿線を少々散策。

九品仏の浄真寺は、広々としていて、アイキャッチとなる仏像や地蔵や樹木がたくさんあり、飽きずに散策できる良い寺だ。もう少し早い季節だったら、紅葉がきれいだっただろう。3体の地蔵が、まるでコーラスグループのようで、微笑ましかった。
オススメのお寺。三年に一度の祭事「お面かぶり」で有名かもしれません。初詣などにぜひ。
         
 
東工大のキャンパス内にある展示スペースで見かけた、恐竜の骨の化石(のレプリカ)。
子供の頃、博物館や図鑑で恐竜のイラストや模型を見るとき、「どうして恐竜の色がわかるのだろう」と不思議だった。いや、今でも不思議だ。色や質感は、どうやって推測しているのか。
形にかんしては、まとまった大きさの骨が出土すれば、ある程度の外形は推測できそうだ。色や質感にかんしても、当時の化石や地層から含有成分を分析して、気候などの生育環境を推測すれば、多少は皮膚のテクスチャーなどを推察できるかもしれな...い。しかし、形の推測に比べたら、実証性が乏しい気もする。だから、もしかすると恐竜たちは、僕らが想像しているものとはまったく異なる色味やテクスチャーだったかもしれない。そう考えると大変ワクワクする。
 
少々調べてみると、やはり恐竜の色やテクスチャーについては現代の両生類や爬虫類を参考に想像しているようだ。ただ、羽根のあった恐竜については、羽根の化石に含まれるメラニン色素を解析することによって、色が推測できるらしい。
恐竜について想像をめぐらせるという行為は、おそらく実在したにもかかわらず、絶対に解答を確認できないという点で、もどかしい反面、とてもロマンチックである。
 
 
◆来年春、代官山で、デザイナーのクラウディオ・コルッチさんの個展「COLOURISTIC!」が開催される。
テーマは、「色」と「素材」と「デザイン」の可能性。
これは楽しみ。詳細は以下。
 
HILLSIDE FORUM & GALLERY
東京都渋谷区猿楽町 29-18 ヒルサイドテラス
2013年3月5日(火)〜3月10日(日)
http://www.hillsideterrace.com/art/index.html
 
なお、下の写真は、クラウディオ・コルッチさんが空間デザインを手掛けたチョコレートショップ「pourjours(プールジュール)」。今年秋に表参道にオープンしたお店。このお店はまさに、商品と空間がともに印象的な「色」を持っている。
http://pourjours.jp/