『日本人の英語』

『日本人の英語』 (マーク ピーターセン/岩波新書)を読む。
冠詞は名詞の前に付く何ものかではなく、むしろ逆に、冠詞に名詞をくっつけていると考えたほうがいいとか、乗り物に乗る場合の「get in」と「get on」はどのような意識の違いに基づいて使い分けられているのかとか、そんな英語のニュアンスや発想について分かりやすく説明されている。
ただ、1冊を通して読むのはやや退屈かもしれない。この本に何が書いてあるかを頭に入れておき、いざ英語の読み書きしている最中にこれらの単語に出会ったら、改めて本書の該当箇所を読み直してみると、効果的かもしれない。
1988年に発行されて、62刷になっていた。恥ずかしい英語を書いてしまったらどうしようという日本人の恐怖感にヒットしそうな本である。