◆2013年7月25日にオープンした「JUICE ZONE (ジュースゾーン)原宿店」へ。

場所は、明治通り沿いで、渋谷と原宿の間くらいです。やや原宿寄りです。渋谷・原宿エリアの散歩の休憩タイムにオススメです。
 
15種類のスムージーと9種類のフレッシュジュースがメインメニューです。
ブルーベリーやバナナが入った「ブルーベルベット」(下の写真)を飲んでみました。ショートサイズ490円。トールサイズなら630円、グランデサイズなら780円です。
ジューススタンド店では、ジュースをミキサー内に作り置きしている店舗を多く見掛けます。ジュースゾーンの売りの一つは、作り置きをせずに、オーダーを受けたから作るという点です。
味は、標準的で美味しかったです。
 
内装は、フルーツのグラフィックを大きく壁面に貼るなどして、分かりやすく業態を表現しています。
店内の入口付近には、食材(フルーツ)が陳列されています。生のフルーツを見せることで、フレッシュな雰囲気を演出しています。食材を入れた木箱も今日的な演出。なお、この陳列されているフルーツは購入できません。あくまで店内で使う食材用です。
 
一点気になるのは、メニューに書かれたスムージーの素材の表示方法。例えば、上記の「ブルーベルベット」なら、「ブルーベリー/バナナ等」と書かれています。「等」って何だろう。他に何が入っているのか。そう気になるお客さんも少なくないでしょう。こうしたフレッシュジュース店に足を運ぶ客は、素材に高い意識を持っているはずなので、素材の詳細を知りたくなります。ちなみに、スムージーのほうは「等」という表示ですが、フレッシュジュースのほうは、入っている素材がすべて明記されています。

さて、この「ジュースゾーン」というブランドにとって競合ブランドはどこか。2011年に日本上陸したロサンゼルス発の「ロベックスジュース」でしょう。ロベックスは、2年前に自由が丘店をオープン。2店目の原宿店は、この ジュースゾーン原宿店の近くにあります。
店内の空間デザインや居心地の良さでは、ロベックスのほうが優勢です。ちなみに、ロベックスの2店舗の内装設計しているのは、デザイナーの尾崎大樹さんです。尾崎さんは、こうしたカジュアルなカフェ業態の設計が抜群にうまい。
メニューは、どうか。ドリンクにかんしては、ロベックスが、ビタミンやコラーゲンのトッピングができて充実していますが、フードメニューが弱い。ブリオッシュなどが数点ありますが、バリエーションが少ない(アサイーボウルは魅力的ですが)。
一方、ジュースゾーンは、サンドイッチやサラダなどのフードメニューが充実していますので、フードでは、ジュースゾーンが優勢です。つまり、ランチタイムにロベックスに入店する客は少ないが、ジュースゾーンにはランチタイムにも入店できる。その点で、客単価は、ジュースゾーンのほうが期待できるかもしれません。
 
ジュースゾーンもロベックスジュースも、まだ都内に2店舗ずつ出店しているだけですが、今後、このジューススタンドやジュースカフェの業態は、競争が激化しそうです。なぜなら、あるフルーツショップが、ジューススタンドの大量出店を計画しているからです。これに関しては、近いうちに詳細を書けるので、そうしたらご報告します。
  
  
「ジュースゾーン原宿店」
住所:渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル1階
電話番号:03-6427-4150
座席数:30席
営業時間:10時-20時
定休日:年中無休

http://www.juicezone.jp/