人生がまた一歩前へ大きく動いた

29日で仕事納め。
今年は、通常の店舗取材の他、3号連続の「創刊60周年記念号」の制作、カフェ特集などいくつかの特集での記事制作などしているうちに、猛スピードで過ぎていった。
最終日に、販売部の部長と話していたら、一昨年に僕が制作した増刊号「コンパクト&コンフォートホテル設計論」(2013年5月刊行)が今年も、おかげ様で売れ行き好調で、二度目の増刷が決まったとのこと。「賞味期限の長い本をつくる」「事例重視ではなく、『普遍的な考え方のポイントを整理する』ことに重点を置く」というコンセントで編集したので、事例は最新でないかもしないけれど、ホテルデザインにおける考え方の枠組みは変わっていないので、内容はまだまだ有効ではないかと思う。少しでも多くの人に手にとってもらい、役立ててもらえたのなら、それこそが最大の喜びだ。その喜びは、残業の疲れなどすべて吹き飛ばす。そして、次への活力となる。
http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=162
http://www.shotenkenchiku.com/blog/other/entry-359.html
いまも、また一つ、面白い増刊号を制作中。来年4月ごろに発売予定。
 
今年は、例年にもまして、濃密な1年だった。
公私ともにたくさんの出来事があった。
人生がまた一歩前へ大きく動いた。
慌ただしくて、フェイスブックにはほとんどアクセスできず、皆さんの近況チェックがだいぶおろそかになってしまった。
足りないことも、少なからずあった。たくさんの人とゆっくり会って話す時間。本を読んだり考えたりする時間。アイデアのきっかけを仕込む、インプットの時間。これらが著しく不足していた。これから3年は、そこを重視する。
 
増刊号が好調という話以外にも、最終日まで、うれしいことがあった。
強く願えば、叶う。
強い思いは現実化する。
毎日強く強く心に思い描き続ければ、あとは頭と身体が自動的に僕をそこへいざなってくれる。
でも、まだまだまったく満足できない。引き続き、攻めていくよ。
 
こんな夜は、布団に入って、浜田省吾「もうひとつの土曜日」「星の指輪」を聴きながら、自分の心を揺さぶった1年の断片的な記憶を一つひとつ集めながら、ゆっくりと眠りに落ちていこう。