【「離散型の働き方」体験レポート/田町で集中して仕事しよう】

【「離散型の働き方」体験レポート/田町で集中して仕事しよう】
あなたは、仕事中、目の前の作業にどのくらい集中できていますか。
アスリートのように、極度の集中状態(「ゾーン」と呼ばれる状態)に入ることができていますか。
いま、オフィスやワークプレイスの空間づくりにおいて求められていることは、以下の2つです。「短い出社時間の中で、社内外の人と効率的で創造的なコミュニケーションを取れる仕掛けが用意されているか」。そして「個人がアスリート並みに最大限の集中力を発揮できる仕掛けが用意されているか」です。
 
後者に関して、良い参考例を体験したので、共有させてください。
田町駅の目の前にある「シェアラウンジ TSUTAYA 田町駅前店」です。
先週も、ここで仕事をしていました。
ここは、駅前なので、とても便利な立地です。
一連の「シェアラウンジ」は、店舗ごとに、立地やニーズに合わせて、空間構成が異なっています。
ここ田町駅前店は、2フロアで構成されています。1階は、ソファラウンジやハイスツールの席が多く、カジュアルなカフェのような雰囲気です。一転して、2階は、個人ワークに集中できるビジネス仕様の空間です。さらに、10席ほどの半個室ブースが用意されているのも、他のシェアラウンジにはない特徴でした。オンラインミーティングをしやすいですね。
また、2階のイスが座りやすいのも、満足した点でした。コワーキングスペースを計画する上で、イスは、集中力に直接影響する重要な要素ですね。
空間の随所に、仕事に参考になりそうな雑誌や書籍が置かれている点は、どのシェアラウンジにも共通する特徴です。特に、デスクの目の前に2、3冊の雑誌が置かれているのですが、不思議なことに、なぜか気になる特集号が置かれており、つい読みふけって、ふと我に返り、脳内が別世界にトリップしていたことに気が付きます。これが、なかなか良い気分転換になります。
コワーキングスペースを設計する一つのポイントとして、なるべく空間にノイズになるような余計なモノを置かず、空間をシンプルにして、ワーカーの集中力を引き出すことが重要ですが、同時に、ふと息抜きしたり気分転換したり仕事のヒントを得られるようなモノが置かれていることも重要と言えます。
「シェアラウンジ TSUTAYA 田町駅前店」には、コワーキングスペースづくりのヒントがいくつもありました。
 

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