【打ち合わせ/民藝&北欧の萩原健太郎さん】
渋谷の「シェアラウンジ TSUTAYA BOOKSTORE 渋谷スクランブルスクエア店」にて、ライターの萩原健太郎さんと打ち合わせ。
萩原さんは、インテリア、デザイン、北欧、手仕事、民藝、地方などをテーマに、取材・執筆・撮影をされています。
一緒にお仕事する機会を探る打ち合わせをしました。
萩原さんの新刊『暮らしの民藝2 うつわと食卓』のお話もうかがいました。
これは、売れそう。第一弾が売れたのも、うなずけます。
昨年刊行された民芸に関する著作『暮らしの民藝 選び方・愉しみ方』がヒットして、早くも第二弾を執筆されたとのこと。
民藝品(主に器)を、”作品”として見せるのではなく、人のリアルな暮らしの中でその器がどのように使われているのかという点に焦点を絞って、生きた状態で見せる。第二弾でも、そうした編集方針がどのページからも明快に伝わってきました。
「月刊 商店建築」の誌面でも最近、お店の空間が実際に使われている状態を撮影する機会が増えているので、そのスタンスにとても共感しました。
また、萩原さんがキャリアをどう歩んできたかというお話も非常に面白かったです。
興味や関心という「内発的な原動力」に嘘をつかずに日々工夫して仕事をしていると、しかるべきタイミングで、不思議と、先輩、上司、仕事仲間、友人といった「外的な要因」が導いてくれて、徐々にキャリアが形成されていく。言わば、「意志を持ちながら、流れに身を委ねる」といった状態。
そして、人生で積んできたキャリアの中で、その人が複数のジャンルを渡り歩いてきても、それらが人生の後半に差し掛かるあたりで、徐々に統合されていく。そんな仕事人生の歩み方に、強く共感を覚えました。
こうしたキャリアの築き方は、企業に入社した新入社員が描かされる「キャリアプラン」とは別種のものでしょう。キャリアというものは、プランできるものではないのです。
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