これ、どこだか、わかりますか

これ、どこだか、わかりますか。

簡単な飲食メニューがあるが、一般的な飲食店とは、ちょっと違う。
壁面には、数十センチ角の小さな「ショップ」が並んでいるのだけれど、いわゆる物販店でもない。
一部に人が住んでいるのだけれど、たんなる住宅でもない。
小さな事務所機能もあるし、シェアキッチンもある。
自由な使い方が可能だけれど、公民館ではない。
 
なんとも、名前の付けられない空間。
けれども、その空間は包容力があって、人々の居場所になる。
そんな場所です。
 
 
わかりますか。
そうです、「商店建築」2023年1月号の表紙になった空間です。
 https://shotenkenchiku.com/mailm/?id=00391
 https://shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=426
 https://shotenkenchiku.com/products/detailp.php?itemid=4080

「商店建築」2023年1月号では、私たち編集部がいま、皆さんに最も届けたいことを特集にしました。
タイトルは、〈街と暮らしを豊かにする「小さな複合施設」〉
  
今、私たちの生活を豊かにしてくれる商業施設があるとすれば、それはどんな姿をしているでしょうか。
日常生活の延長にあり、毎日通うことができて、「食」「家事」といったエッセンシャルな行為を介して、人と緩やかにつながることができる。そんな場所ではないでしょうか。
そのためには、一つの空間に複数の機能が混在しながら同居しているほうがいい。屋内と屋外も連続しているほうがいい。目的がなくても佇んでいられる場所がいい。そんな風景を生み出す建築を、大特集しました。
 
これから、どんな空間をつくっていったら良いのか。
その一つの形を、皆さんに届けたくて、誌面にぶつけてみました。
あなたは、どう考えますか。
読んでくださった皆さんと一緒に、「これから、どんな空間をつくっていったら良いのか」を考えていきたいと思っています。
イベントや取材でお会いしたら、一緒に語り合いましょう。
 
 



  
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