すごい映像作品  YUITO コレド室町 菜な

■この映像作品シリーズは、すごい!!! 驚愕である。
僕の大好きな「イメージの詩」(吉田拓郎)という曲をユーチューブで検索していたら、この映像作品群に出会った。
「uchitama」さんという人が、既存の音楽にオリジナル(?)の映像を合わせてつくっているようだ。
まず、一枚ずつの写真のクオリティーが高い。写真の作風がどれも似ているから、一人の人が撮っているのだろう。おそらくいいカメラといいレンズを使って、レンズの種類もいろいろ使い分けているように見えるから、プロのカメラマンさんかもしれない。これは素人の写真ではない。電車内などで絶妙なシャッターチャンスで撮っているが、どうやって撮っているのだろう。よくこんなにいいシチュエーションの写真が手元にあるなあ。とてもいろんなシーン(結婚式、祭り、都会など)の写真が使われているから、歌詞に合わせて撮り下ろしているのではなく、きっと大量の写真のストックが手元にあるのだろう。やはりプロの写真家さんか。あるいは、ある写真家の写真を使って、別の人が音楽に合わせて映像作品を制作しているのだろうか。
人物の写真が多いが、被写体の人物がカメラを意識している場合もあるし、そうでなく通りすがりの人の場合もあるようだ。特に前者の場合は、被写体の人たちがとても楽しそうないい表情をしている。このカメラのファインダーを覗いているのは一体どんな人物なのか。

そして、何と言っても、歌詞と写真の合わせ方があまりに絶妙である。直接的すぎず、しかし、歌詞のイメージと写真のイメージが絶妙にリンクしている。
さらに、ものすごく多作である。このクオリティーで何十曲分も制作している。どれだけの時間とエネルギーを費やしているのだろう。
いったいどんな人なのだろうか。
久しぶりにネットのコンテンツで感動した。個人的には、僕の好きな吉田拓郎の曲が多く題材にされているので大変嬉しい。

ところで、こういう感動的なコンテンツを見ると、著作権や肖像権による過剰な制約が写真や音楽の二次利用を難しくすることは良くないことだと思う。こうした編集的なクリエーションが発揮されにくくなるから。
http://www.youtube.com/user/uchitama#p/u/138/k5XDtFNQzjU

■代官山へ。ヒルサイドテラスヒルサイドカフェにて、ホットサンド、ガトーショコラ、コーヒー。槇文彦氏の設計による一連のヒルサイドテラスの街並みはいつみても端正で、それでいて、その雰囲気は硬すぎず、上品でとても居心地が良い。都市を歩く楽しみが、建築の内部にまで延長されている。とくにこのF棟のカフェでゆっくりコーヒーなど飲んでいると、その空間の魅力を堪能できる。
http://www.hillsideterrace.com/shop/shop_f_cafe.html

そういえば、代官山の文具ショップ「アカデミーライフ」もおすすめの店。

日本橋へ。
野村不動産の開発による「YUITO」へ。エスカレーターまわりの吹き抜けの壁面には、デジタルアートのような仕掛けがあるので、改めて見る。
つづいて、三井不動産の開発による「コレド室町」へ。共用空間のインテリアは、スーパーポテトによるデザイン。スーパーポテトのデザインボキャブラリーが詰め込まれており、「スーパーポテト・メドレー」といった趣き。どのフロアも、お客さんに「おっ」という驚きや、「どうなっているのだろう」という疑問を与え、幅広い層のお客さんみんなが自然に空間デザインを楽しめるようきっかけを与えている。とても好感。そして、全体に自然素材や和風のテーストを共通させている。
http://www.yuito-nihonbashi.com/
http://mi-mo.jp/pc/institution.php?iid=0013

コレド室町3階の「菜な 日本橋 コレド室町店」へ。
インテリアデザインは、辻村久信さん。
どのメニューも最高に美味しく、とてもおすすめのレストラン。
席でおすすめなのは、奥の掘りごたつ席。ここは、背もたれが高くパーティションの役割を果たしており、落ち着いて話ができる。かといって、個室ほど区切らせていないから、狭苦しさもない。座り心地もいい。大変おすすめの席。この席は、靴を脱がねばならず、スタッフのオペレーション上は接客が面倒臭い席だろうから、スタッフとしてはあまり使わせたくないかもしれない。予約時に「奥の掘りごたつ席で」とお願いすれば、この席に通してくれるかもしれない。
http://r.gnavi.co.jp/g620622/