こんにちは。

ずいぶんご無沙汰してしまった。
順不同で、ここ1か月半ほどの覚え書き。
 
■ホテル設計に関する鼎談取材。これは、来年、ある企画で記事化する予定だが、示唆に富む話が出て、大変充実。
■某企業の広告記事のために座談会。人選や段取りのお手伝いをさせていただいた。これまた充実した内容。2ページではもったいないくらいエキサイティングだった。
なお、進行と執筆は、デザインジャーナリストの神吉弘邦さん。神吉さんの、全体を目配りしたバランス感覚、聞くべきところを具体的に聞くツッコミ力、記事の主旨を押さえた明確な目的意識。いずれのスキルも素晴らしく、同業者として大変尊敬してしまう。
今は詳しく書けないので、掲載号(12月号)が出たらまたこの記事について触れたい。
■その神吉弘邦さんが、代官山のコミュニティーFMヒルサイドFM」に登場されている。土曜日午後の音楽番組に出演されているそうだ。ぜひその時間に代官山へ行かれる方は、周波数88.8MHzにチューニング。
いや、むしろ、公開スタジオのある代官山ヒルサイドテラスに行ったほうが早いかも。
 http://hillsidefm.miwayokoyama.info/
メルセデスベンツコネクションのカフェにて軽く打ち合わせ。広くて気持ちいい。打ち合わせには最適。
■AXISギャラリーで水戸岡鋭治さんの展覧会を見る。素敵な展示会。水戸岡鋭治さんがデザインを手掛けた列車の内装に関する展示。
特徴的なのは、キャプションや文章による説明がほぼ皆無であること。そのかわり、たくさんの写真、スケッチ、そして体験できるイスや空間があること。言葉での説明ではなく、とにかく視覚と体感で楽しさを味わって欲しいという意図が強く感じられる。おそらくこうした展示構成は、子供から老人までどんな人にも直感的に楽しんでもらえるように列車のインテリアをデザインする水戸岡さんの思想が反映されているのだろう。
展示されている、イスや空間については、温かみのある素材と明るいカラーリングが印象的。
ところで、ここ数年、サードプレイスという言葉をよく聞く。自宅が「第一の場所」、オフィスや学校が「第二の場所」、カフェなどが「第三の場所(サードプレイス)」というわけだ。とすると、移動空間は「第四の場所」として、人々の居場所たりうると、この展示を見て感じた。
鉄道会社が鉄道を使ってできるサービス向上は、通常、「量」に関わる。「量」とは、速さとコスト。コストに関しては、飛行機と違って価格競争がほぼないので、結局「量」は「速さ」と同義。だから鉄道会社は、たとえば、これまで電車で3時間かかる道のりを、2時間50分で行けるようになりました、といった種類のサービス向上を追求することになる。こうした速さの追求は、一種類の物差しに従ってそれを押し進めるしかない。ひたすら速く、と。要するにスペックの追求だ。
一方で、「量」とは異なる、「質」のサービス向上もありえる。それが、水戸岡さんが列車のインテリアデザインを通して提供する価値だ。「質」の向上は、一種類の物差しに従う必要はない。たとえば、子供のテンションが上がる列車でもいいし、大人が落ち着いて読書できる列車でもいいし、のんびり各駅停車で通勤してみたくなる温かみのある列車でもいいし、打ち合わせのできるビジネス対応の列車でもいい。多種類の物差しがある。だから、比較的、行き詰まらずに、可能性を追求できそうだ。
大袈裟に言えば、「量」(スペック)の追求ではなく、経験の「質」の追求を全面に押し出して製品開発したスティーブ・ジョブズを想起させる。
■六本木のワークアウトカフェにてランチ。
■六本木にてピラミデ内の写真ギャラリーへ。
■大学時代の友人たちとランチ。池袋サンシャインの「ジョーズ上海」へ。美味しくて見晴らしもよくて、素敵な時間を過ごす。

■ジョギングでときどき駒沢公園へ。
■先日、AGC旭硝子主催のAGC colors Guild 第1回セミナー<インテリア建材としてのガラスの可能性>が開催された。
パネラーは、デザイナーの大塚則幸さんと大野力さん。濃密な90分。
大野さんは、空間の中でのガラスの使い方について。写真と図版を多く用いた大野さんの巧みなプレゼンテーションで、各プロジェクトの狙いが明快に伝わってくる。
大塚さんは、ガラスを使う際の納まりについて。長いキャリアと妥協のない思考の積み重ねに裏打ちされて、大塚さんはたくさんの「納まり」(扉や什器のディテールの納まり)のノウハウを蓄積されている。そのノウハウの一部が公開された。
お二人が異なるフォーカスの仕方でプレゼンをされたので、飽きずに90分が過ぎる。旭硝子の木下さんによる技術的なフォローもあり、情報量の多いセミナーとなる。今月、第二弾が開催される予定なので、大変楽しみ。
乃村工藝社の松浦竜太郎さんにご案内いただき、阪急メンズトーキョーの内覧会を見学。
http://www.shotenkenchiku.com/editors/entry-252.html

東京都現代美術館にて「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」を見る。日本勢は、伊東豊雄一派の出展作品が多いが、確かに「これからの“感じ”」を体感できる。建築を専門とする人にもそうでない人にもオススメの展覧会だ。
スタジオムンバイの出展作などを見ると、日本勢の生み出す空間の理念性やプレーンな意匠が際立つ。
ヴィム・ヴェンダースの映像作品では、やや子どもっぽいナレーションが気になったが、ヴェンダースの『ベルリン天使の詩』を観た時と同様、ヴェンダースは書物が蓄積された軽やかな空間をうまく描く監督だと感じた。『ベルリン天使の詩』では、ハンス・シャローン設計によるベルリンの図書館が描かれている。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/129/
■有楽町のオムレツレストラン「ラ・メール・プラール」へ。フワフワの大きなオムレツで満足感が高い。モンサンミッシェルで有名なお店らしい。ミュープランニング尾崎さんの設計による店内は居心地が大変いい。カジュアルなレストランながら、サービスも適度で、オススメのお店。
http://www.la-mere-poulard.jp/

■西脇一郎さんの事務所へお邪魔し、インタビュー。限られた時間の中で、体系的にスピーディーに語っていただく。さすが。詳細は、1月号にて。
ちなみに西脇さんはいつも、取材時には、どんなに多忙でも締切り日よりも大変早く原稿をくださる。この几帳面さが、クライアントから厚い信頼を得る一つの要因ではないかと感じる。
■建築家の山中悠嗣さん(geneto)とお会いし、近作のお話をうかがう。さらに話は広がり、設計のこと、海外プロジェクトのこと、自転車のことなどなど。大学と専門学校で非常勤講師を務める悠嗣さんに、デザイン教育についてもいろいろ伺う。ゆったりした楽しい時間があっという間に過ぎる。
http://geneto.net
■舞浜のブティック「アースミュージックエコロジー」へ。設計は、サポーズデザインの谷尻誠さん。谷尻さんは、いかに柔らかく曖昧な空間の境界をつくるか(あるいは、つくらないか)を追究されているように見えるが、このお店からもその試みが伺える。三角の断面形状を持つ支柱に、三種類の素材が貼られている。大変シンプルな仕組み。人が立つ場所と見る方向によって、緩やかに3種類の空間が立ち上がる。面白い。イクスピアリへ行く際はぜひオススメ。
http://www.earth1999.jp

NHKスタジオパーク内覧会へ。

■社内プロジェクトの打ち合わせ
■健康診断にて御茶ノ水へ。
豊洲にて打ち合わせ。
ASKULさんの新オフィスへお邪魔したが、大変素晴らしいオフィス。
建物自体も話題の建物だ。その中の2フロアを使っている。
この建物のプランニングのポイントは、コア(エレベーター、トイレ、給湯、階段など)部分がフロア中央ではなく、フロアの端にあるという点。そのため、広大なワンフロアが一望できる。当然、フロア中央が暗くなりがちなので、自然光を確保するためのライトコートが中央に大きく設けてある。たしかに、センターコアの形式でプランニングされたオフィスとはまったく違う感覚を味わえる。おそらく、社内の一体感や社員同士のコミュニケーション機会が増加するだろう。
■「神田きくかわ」にて、鰻を食べる。美味しい。元気充電。
■家具ショップリグナの新店舗へお邪魔する。デザイン事務所のマネジメントを手掛ける甲斐荘さんと、ジャーナリストの杉江さんと。店長の石川さんにゆっくりご案内いただく。
フロアごとに性格の異なる商品展示。アンティークな風合いの家具からメルヘンチックな家具までいろいろ。おうちの家具をお探しの方には、とてもおすすめ。カフェやホテルのアクセントとなる家具も探せそうだ。
http://www.rigna.com/showroom