ジェラート 国際交流館 ケネス・フランプトン

■ゼロゲート「DELIZIEFOLLIE」にてジェラートを食べながら、フリーエディター&ライターのSさんと、お話する。お互いの仕事の話や、「たまに脳がフリーズするよね」という話、なぜスピリチュアルや占い師のニーズが途絶えないかという話、映画や本の話など。「L25」編集部に共通の知人がいることがわかり、また人の輪が繋がる。因みにジェラートは3種類で525円。

東京国際交流館の国際交流会議場で開催された、建築史家ケネス・フランプトン氏の講演会へ。
「批判的地域主義(Critical Regionalism)」「テクトニック・カルチャー」など刺激的なコンセプトを案出して大著を書くフランプトン氏なので、楽しみにしていたが、まとまりのないプレゼンテーションで残念。「topography」「sustainability」「HABITAT」「CIVIC FORM」など6つの切り口で、現代建築を整理しているのだが、ハイスピードで大量の画像を見せられ、論点がいまいち深まらない。事例は少なくてもいいから、もっと6つの切り口の必然性や可能性について語って欲しかった。
後半、山口隆さん隈研吾さんも壇上に上がりディスカッションとなる。さすが隈さん、議論のきっかけとなる図式を提示するが、フランプトン氏の返答が的を射ていないようで、議論が進展しない。同時通訳の方々が建築分野に明るくなかったのかもしれない。
会場最前列には槇文彦さんや難波和彦さんという、地域性やテクトニックと強い関わりのある方々がいたのだから、彼らの質問やコメントをもらうという手もあったのではないか。