入稿 バウマン あらびき

■企画書をつくる。

■一日オフィスで入稿作業。
編集長が本気で校正をすると、大変緻密で、自分自身がいろいろと見落としていたと気付かされる。これは実に悔しいことであるし、何よりの戒めになり、気が引き締まる。

■クリエーションバウマンの方が新作カーテンの説明に来てくださる。スチールの粉末を吹き付けたカーテン。光の反射もキレイで、住宅でも店舗でも使えそうだ。
http://www.creationbaumann.jp/

■先日、なんとなく、テレビをつけたら、あらびき団という番組が放映されていた。youtubeでは何度か見たことがあったが、テレビでは初めて見た。
youtubeで各コントを断片的に見ているときは気付かなかったが、テレビで20分くらい通して見たら、ふと気付いた。この番組は、ブログやネットの掲示板に似ている。
それは、「このネタを見た他人がどう反応するのか」がすぐに分かり、その反応も含めて番組を楽しんでいる、という点で似ている。
だから、あらびき団でも掲示板でも、元のネタ(あらびき団ならコント、掲示板なら最初の書き込み)だけ見ると、荒削りな素人芸が跋扈しているだけに見えるが、それでいいわけだ。反対に、もしそのネタに対する周りの人々(あらびき団なら東野氏と藤井氏、掲示板なら書き込む人たち)の反応が見られないのなら、こうした番組やサイトにアクセスする人は格段に減るのではなかろうか。
思うに、あらびき団みたいな番組は、視聴者がテレビの前で一人で見ていることが前提になっているのではないか。お茶の間で家族とともに見ているのなら、そのネタに対する自分以外の人間の反応は、目の前の家族を見ればすぐわかる。だから、東野氏と藤井氏の姿は、“擬似お茶の間”を形成しているように見える。
先ごろ、世帯構成に関する調査で、2006年に「単独世帯」の数が「夫婦と子どもからなる世帯」の数を上回ったと報道されていたが、そうした事情も関連しているかもしれない。
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_08031701.cfm

もちろん、テレビ画面の中にこうした“擬似お茶の間”が要請される理由は、単身世帯の増加などよりも、もっと単純に、「芸のレベルの低い芸人をテレビで使うためには、先輩芸人によるコメントとセットにしないと、その芸が商品として成立しない」という事情であると考えるほうが正しいかもしれないが。