最近見たものなどをまとめてアップ。

◆西新宿にて、ウエディングの一場面に遭遇。
ベタな演出ではあるけれど、見ているこちらまで幸せな気持ちになる。

Couple in love at Shinjuku Tokyo.
 
◆行きつけの大型書店にて、気になっていた本をまとめてチェック。
 
◆外苑前にあるシーリーベッドのショールームが拡張された。
シーリーベッド東京ショールームが入居する青山サンクレストビルの1階に、ショールーム別館「ANNEX(アネックス)」スペースが、9月に開設された。
http://sealy-bed.co.jp/showrooms/tokyo/

◆外苑前に先週オープンした家具&雑貨ショップ「LOUNGE by Francfranc」へ。
1階では、大きなスケール感の空間の中に、小物や雑貨が並ぶ。一方、2階では、カフェや、TASCHENのブックストア、シーンごとにアレンジされた売り場など、区分けされた空間が並ぶ。
おそらく、1階は、青山通り外苑西通りからの連続性を考えて都市的なスケールにし、2階は、実際に家具を使う住宅空間に近いスケールとしたのだろう。
Francfrancというと、カジュアルなイメージがあるが、この店舗は少し大人向けのデザインになっている。オトナをターゲットにしないと、客単価が上がらないということか。
低めの客単価で若い客層を相手にするなら「カフェっぽい」空間の売り場がよいかもしれないが、客単価を上げてオトナを相手にするとなると、「カフェっぽい」より「ラウンジっぽい」空間のほうがいい。
ファサードにも、オーダー柱のグラフィックを入れて、クラシカルな雰囲気を出している。
2階には高価な家具も置かれている。欲しい商品がいくつもあった。
BGMもラウンジっぽさを出していて、よかった。
空間デザインを手掛けたのは、小坂竜氏。
 
ところで、ラウンジって何なのだろう。カフェ以上に曖昧模糊としたカテゴリーなのではないか。
 
10/12には、このすぐ近くにもう一店「L・A・G by Francfranc(ラグ バイ フランフラン)」という店がオープンする予定。
 
付近には、ACTUSのショップが先日オープンし、もちろん以前からCIBONEもあり、外苑前が家具の街という性格をますます強めている。
 
 LOUNGE by Francfranc
 東京都港区南青山3-1-3 スプライン青山東急ビル1、2階


The Francfranc's largest flagship store "LOUNGE by Francfranc" opened in Gaien-mae Tokyo on 5/10/2012.
Francfranc is japanese furniture retailer.
And "L・A・G by Francfranc" will also open nere here on 12/10/2012.


◆秋の休日には、街のあちこちでイベントが開催されている。生き生きしたイベントに遭遇すると、幸せな気持ちになる。これは、都市を遊歩することの喜びの一つだ。
例えば、青山の国連大学前にて。

あるいは、自由が丘にて。
すごい人出だ。先週「アド街ック天国」で自由が丘が特集されたことが大きく影響しているとは思うが、昨年までの同じイベントよりずっと人出が多いように見える。
人は屋外で飲み食いするのが好きなのだと、改めて実感。「猥雑カジュアル」(私が勝手につくった造語ですが)な店が増えつつある理由の一つは、こうして屋外の賑わいの中で気ままに開放的に飲み食いしたいという人々の強い欲求ゆえであろうと思う。
 

 
◆青山で新しい商業施設の工事が進んでいた。飲食の複合施設のようだ。出来上がったら、良い雰囲気になりそうな気配が漂っている。期待しよう。オープンは、10月23日。
この店舗名を見ると、運営会社は「ティー・ワイ・エクスプレス」だ。
ティー・ワイ・エクスプレスはこれまで、T.Y.HARBOR BREWERY(天王洲)、ウォーターライン(天王洲)、ビーコン(青山)、アイヴィープレイス(代官山)などの開放的で賑やかでややアメリカンな飲食店を手掛けてきた企業であるから、今回も、居心地のいい施設になることは間違いないだろう。
http://www.tyharborbrewing.co.jp/jp/cicada/

Restaurant and cafe will open in Aoyama Tokyo on 23/10/2012.
I am sure it will be great.

◆先日オープンしたトーヨーキッチンの照明器具ショールーム「LUCE」へ。
金属メッシュで覆われたシンプルな建物。夜に見たほうがキレイなのかもしれない。
この建物は妹島和世さんの設計だが、今回新築されたわけではないそうだ。
 
http://www.toyokitchen.co.jp/showroom/access/luce.html
東京都港区南青山5-5-20

 
ちなみに、この近くで妹島和世さんの設計した建物を見るなら、やはり、Diorのビルだろう。

◆渋谷の駅前に、8/28にベーカリーショップ&カフェ「ゴントラン・シェリエ」がオープンした。
これは、いい場所だ。カフェスペースも、この立地のわりに、比較的ゆったりしていて、気持ちよさそうだ。繁盛しそうだ。店内は女性客で賑わっている。
木の素材感と黒いスチールパイプを使った什器が、今日的な雰囲気をうまく演出している。
1階と2階に席があり、1階で購入したパンを2階でも食べることができる。
今回は満員で入れなかったが、今度改めて来てみよう。

 http://gontran-cherrier.jp/#shop
 東京都渋谷区渋谷1-14-11 BCサロン1、2階

Gontran Cherrier's bakery store & cafe opened in front of Shibuya Station, Tokyo.


◆前にも書いたかもしれないが、青山でオススメのカフェ「カカオサンパカ」。
冬になると、ここの濃厚なココアが最高に美味しい。

 
 
◆ピザを中心メニューとしたイタリアンファストフード店「スバーロ(sbarro)」が、気に入っている。場所は渋谷の駅前。
あまり時間がないが、素早く気軽に軽食をとりたいという時に、重宝している。
例えば、ピザ+フルーツ+ペプシコーラなら、880円。

◆ブックカバーについて少々書いておこう。
本を読むとき、あなたはブックカバーをかけるだろうか。
電車の中などで見ていると、少なからぬ人がブックカバーをかけている。書店の紙製ブックカバーの場合もあるし、布製や革製の場合もある。
ブックカバーをかけておくと、表紙を他人から見られないで済む、本が汚れにくい、などメリットがある。そして何より、お気に入りのブックカバーをかけて本を読むと、読書の時間がとても深く穏やかな時間になる。そんなわけで一度使い始めると、やめられない。
お気に入りのブックカバーをまだ見つけていない人のために、ご参考までに、お気に入りのブックカバーについてメモしておきたい。私のお気に入りは、いずれもレザーのもの。
 
 【文庫サイズ編】
まずは、文庫サイズ。
このサイズは、各社からたくさんのバリエーションが製造されているので、お気に入りを見つけやすいだろう。
一つは、「ボーデッサン」。イタリアのミネルバレザーという革でつくられている。鞄を多くつくっているメーカーであるためか、柔らかくて触り心地が大変よい革だ。オイルで仕上げているだけなので、、使っていると皮の表情が変化し、濃い色になってくる。この経年変化が、ボーデッサンの一番の魅力といえる。傷がついても徐々に消えていく。雰囲気としては、じっくり読みたい小説などを入れるのに向いている。
 http://www.beau-dessin.com

もう一つは、「ソメスサドル(SOMES)」。こちらは、馬具メーカーだけあって、硬い仕上がりだ。表面がしっかりコーティングされているようで、使っていても、革の表情はほとんど変化しない。そのかわり、傷もつかない。文庫本は、鞄やズボンのポケットに入れたりと、けっこう雑な扱いをすることが多いので、このくらい頑丈だと安心ではある。雰囲気としては、実用書やビジネス関係の本などを入れるのに向いていると言えそうだ。
このSOMESのブックカバーに一つだけ難点があるとすると、それは、分厚い文庫本を収納できない場合があるという点だ。上記のボーデッサンのカバーは、片側を折り返す仕組みになっているため、厚い本にも薄い本にも対応できる。しかし、SOMESは、両側がポケット状になっているから、本の厚さに対応できない。というわけで、分厚い文庫本をよく読む人には使いづらいかもしれない。
 http://www.somes.co.jp/top.html

 
 【新書サイズ編】
次に、新書サイズ。
ここ10年くらい、各出版社が立て続けに新書のラインナップを刊行し、書店には新書があふれているのに、その割には、新書サイズのブックカバーは文庫サイズに比べるとまだまだバリエーションが少ない。
そんな中で、最高にオススメなのが、「COTONA」というレザー雑貨ブランドのブックカバー。これは、「デザイン」「色合い」「手触り」「経年変化の具合」「頑丈さ」「ディテール」「香り」と、あらゆる側面において優れている。こんな革製品は、そうそうつくれるものではないだろう。虫食いのようなデザインが、かわいらしくて、愛着を感じる。また、固さは、先述の「ボーデッサン」と「SOMES」の中間くらいだ。つまり、経年変化をするが、堅牢性も持っている。
持っているだけで読書の時間が楽しくなるブックカバーだ。
 http://www.cotona.net/

もし、ハードなものより、ソフトなもののほうが好きという方には、「ashford」の新書サイズカバーもオススメだ。ここは、システム手帳やバインダーをつくっているメーカー。
このブックカバーはとても柔らかい。しかし、表面がしっかり加工されているようで、経年変化はほとんどしない。もしかすると、私が使っているものが黒だから経年変化しないように見えるだけで、他の色の場合は、若干変化するのかもしれない。ただし、このメーカーのブックカバーは、シンプルで渋いので、比較的、年齢の高い男性に似合うといえる。あまり若い女性向きではないだろう。
 http://www.ashford-style.com/

 
 【単行本サイズ編】
そして最後に、単行本サイズ(四六判)。
これも、あまり市場にバリエーションが多くない。ネットで買えるものまで含めれば選択肢は増えるが、実際に店舗で見て購入しようとすると、なかなか見つからない。
ここでも、最もオススメなのは「ボーデッサン」だ。材質や仕上げは、先述の文庫サイズと同じ。
色のバリエーションが6種類くらいあるので、選ぶ楽しみもある。レザーらしい経年変化を楽しむには、ブラウンがよいかもしれない。単行本サイズは、比較的面積が大きいので、経年変化するにつれて、文庫サイズのものより、さらに迫力と味わいが出てくる。そこが素晴らしい。
なお、ボーデッサンの単行本サイズを買うならば、一つだけ注意が必要だ。ボーデッサンはなぜか、単行本サイズを2種類つくっている。大きさがさほど変わらないのだが、小さい方では、多くの本が入らない。買う際に店頭で比較して、大きい方を購入したほうがよい。(印象としては)世の中に流通しているハードカバーの単行本の8割くらいがこのサイズなので、たいていの本が入れられる。くれぐれもご注意を。

 
読書の時間は、自分の知らない人間や知らない世界と対話しながら、自分自身とも対話することのできる、素晴らしい時間だといえる。そして、一人でじっくり思索に耽る静謐な時間でもある。そんな時間をより豊穣にしてくれるアイテムの一つが、お気に入りのブックカバーだ。読んで下さった方にとって、このメモが少しでもお気に入りのブックカバーを見つける参考になれば、何よりの幸せである。