5月27日に中目黒にオープンした「イソップ 東京店」。

開業前に内覧会に行ったのですが、アップするのが遅くなってしまいました。
関東で10店目となる直営店。
目黒川に面した落ち着いた立地です。
 

空間デザインが秀逸です。
奥に長い区画形状です。店内の手前側は、目黒川に呼応するかのように、水と自然を感じさせるデザイン。店内の奥側は、「1950年代の日本の住宅」をモチーフにした空間。これは、敷地の奥側が住宅街であることと呼応していることが感じ取れます。
 
さらに、平面計画に取り入れた45度の軸線が、機能的にも、視覚的インパクトとしても、高い効果を発揮しています。機能面としては、店内に入った途端に、イソップの全商品が目に飛び込んできます。しかし、もし棚什器が45度でなく90度の角度でエントランス側を向いていたら、たしかに商品はよく見えるけれど、手前から奥へという空間の流れが寸断されてしまいます。
また、45度の軸線は、視線だけでなく、人の流れもコントロールしているように見えます。この軸線が、人の流れと淀みを生みながら、人を少しずつ奥の空間へと導いていきます。この軸線は空間にリズムと動きを与えています。
壁面棚や什器の端正なプロポーション素材感も見どころです。
 

今年秋から、イソップとして日本で初となるフェイシャルトリートメントルームも併設する予定です。
 
空間デザインを手掛けたのは、緒方慎一郎氏率いるSIMPLICITY。
中目黒に行った際には、立ち寄ってみてください。
ショップの設計や運営に関わる方は、必見です。
 
 
   
 
    
 
 イソップ 東京店
 東京都目黒区上目黒 1-13-9
 http://www.aesop.com/jp/