自分のやるべきことが、ようやく見えた

こういうパブリックな場所に、「ポエム」や「自分語り」みたいな内容を書くことは嫌いなので、日ごろ書かないようにしている。
けれど、今日は、あえて書いておこう。忘れないために。整理するために。
  
自分のやるべきことが、ようやく見えた。
大袈裟かもしれないけれど、自分の後半生でやるべきことが。
かなりハッキリと。
 
今までは、ぼんやりと考えていた。
自分の持てるささやかな能力と興味を少しでも世の中の役に立てるためには、何をすればよいのか、と。
  
「やるべきこと」と「やりたいこと」は、これまでも、ほぼ重なっていた。
しかし、今、完全に重なった。
30代半ばでそれに気付くのは、少し遅いのかもしれない。プロ野球選手なら引退を意識する歳だ。けれども、同時に、大学の恩師から卒業前にいただいた一言を思い出す。「やりたいと思うことを、ひとまず10年続けてみなさい」と。今の仕事を始めてから、8年ほど経つ。卒業からは、10年くらい経つ。

では、「やるべきこと」と「やりたいこと」って、何か。
それは、一言で言えば、デザイナーや建築家のブレーンとして機能すること。
大変おこがましいかもしれないけれど、提供すべきものはたくさんある。
発想のヒント。創造のための刺激。トレンドを瞬時に大づかみに把握するための資料。最新情報。プレゼンテーションの素材。
「ブレーン」のイメージとしては、必要な時にデバイス(パソコン等)を立ち上げれば、いつでもすぐ目の前にブレーンがいる。リサーチャー、知恵袋、アドバイザー、アナリスト、そんな人達が、いつでもあなたの手のひらの上にいる。そうなれば、ベストだ。
他のイメージも挙げてみよう。またプロ野球の例えで恐縮だが、選手が最高のコンディションでプレーに臨み、自分の技術を最大限に引き出すために、目立たない存在ではあるが、コーチ、トレーナー、スコアラー、リサーチャーなどがいる。それらもロールモデルの一つだ。
  
いま構想している「ブレーン」機能が少しでも役に立って、建築や空間デザイン(当面は、商業空間のデザイン)を手掛ける方々が、より自由に、より深く、よりスピーディーに思考できる環境を整えることができれば、ひとまずのゴールだ。その後の目標は、そのシステムの維持管理。
  
自分用の備忘録なので漠然とした書き込みになってしまったけれど、既に具体的に着手すべきプロジェクトもイメージできた。完成に、1、2年かかるかもしれない。