◆新高円寺にオープンする「PIZZA NAPOLETANO CAFE」の内覧会へ。

場所は、丸ノ内線新高円寺駅の目の前。大通りに面した角地なので、視認性は抜群。
夕方でしたが、店の前を歩いている客層が多様なのが印象的でした。高校生、学生、主婦、オフィスワーカーなど。住宅も多いので、帰宅時間帯にも幅広い層の人々が通りかかることが予想されます。
 
マルゲリータ(500円)をいただきました。さほど大きくなく生地も薄いので、小腹が空いた時にぴったりです。あっさりした味わいで、とても気に入りました。食事として食べるなら、サラダやオニオンなどのサイドメニューをつけるとよいかもしれません。
夜11時まで営業しているのが、地元の人には嬉しいでしょう。飲んで帰る途中にラーメンよりはピザのほうが体に良さそうな気がします。
 
さて、鋭い方々は、「このお店、『pizza forno cafe 中目黒店』に似ている」と思ったのではないでしょうか。それもそのはず、空間の設計を手掛けたのは、「pizza forno cafe 中目黒店」と同じくデザイナーの尾崎大樹さん(BaNANA OFFICE)です。しかも、「PIZZA NAPOLETANO CAFE」の経営者である株式会社ピーターパンコモコの社長と、「pizza forno cafe」の経営者であるフライドグリーントマト株式会社の社長は、同じ人物なのです。それは、栗原幹雄さん。栗原さんは、「ほっかほっか亭」の創業や「フレッシュネスバーガー」創業で知られる実業家です。
 
尾崎さんは、入りやすいカジュアルな飲食店の設計が抜群にうまい。尾崎さんのこれまでの数多くの仕事の中で、カジュアルな飲食業態に重要な「入りやすさ」をうまくデザインした店として、私は「ディプント 銀座三丁目店」(http://r.gnavi.co.jp/p456414/)が好きです。

この「PIZZA NAPOLETANO CAFE」も、前面道路に向けたガラス越しに、ピザ窯と、スタッフがピザをつくっている姿がよく見えるので、分かりやすさと入店しやすさが確保されています。また、床や壁のエージングされた素材がカジュアルな雰囲気を生み出すと同時に、ビビッドな赤や黄色のカラーリングが、「ベタ」なイメージを払拭し、新しさや現代的なイメージをさり気なく伝えています。
  
  
PIZZA NAPOLETANO CAFE(ピッツア・ナポレターノ・カフェ)
東京都杉並区梅里2-1-9 ロングヒル新高円寺1F