先日、大阪出張に行ってきました。
これは、大阪・心斎橋にあるカルティエのショップ。
ファサードは、クライン・ダイサム・アーキテクツによるデザイン。
遠くから見ると不思議なのですが、近くから見ても不思議です。
さらに近づいて間近で見ると、仕組みがわかります。
平面であるはずのファサードに、視覚のトリックで奥行き感が生まれています。
まるで、酒桝を積み上げたかのようなユニークなデザインです。
クライン・ダイサム・アーキテクツが手掛けるファサードデザインとしては、「GINZA PLACE」(商店建築2017年1月号の表紙)や「代官山 蔦屋書店」(商店建築2012年3月号の表紙)を思い出す方も多いのではないでしょうか。
それらのファサードに共通しているのは、オリジナルの小さなパーツを開発し、それを積み上げてファサード全体を覆うことによって、ファサードに動きや奥行きや不思議さを生み出していくという設計手法です。その結果として、街並みに驚きとユーモアを提供しているのが、クライン・ダイサム・アーキテクツの生み出すファサードの特徴であると言えます。
カルティエのファサードには、照明が仕込まれているので、近くに行った際には、ぜひ夜の風景も見てみてください。
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