blogの情報 カナダの蜂蜜 一日の読書時間 西麻布のラウンジ pudd

xsw23edc2008-06-21


ここ数日。

■8000字を超える長い原稿をだいたい完成させ、ひと安心。

■取材にて三田へ。国内のみならずアジアの店舗デザインでも活躍するY氏。空間の要所を伝える何枚もの丁寧なスケッチと模型でプレゼンしているそうだ。

■帰社して色校正。

■アート系のエディター&ライターさんと話していて、「多くのblogの情報が面白くないと感じられる理由」に話題が及ぶ。まず、多くのプロはその専門領域に関して書かないということ。書いてしまうと、その発言の影響力は小さくないし、利害関係を持つ人と仕事の場においてトラブルが生じる場合もあるから、気軽にblogを書けない。かくしてblogという場は、その分野を専門としない人によって書きつらねられた印象論が跋扈するようになる。当たり前のようなことだが、あまり考えたこともなかった。

■展覧会
プリズミックギャラリーにて「菅匡史 展」へ。浮遊するボリューム。エッジを強調した水平線と面で構成される建築など。モダニズムの造詣言語を駆使した住宅や自動車教習所のプロジェクトなど。モニュメンタルな造形を忌避する建築を目にすることが多い昨今、菅氏の仕事を見て、建築はかたちをもつ造形物であるという当たり前の事実を思い起こした。
http://www.prismic.co.jp/gallery/gallery_works21.html

■カナダの蜂蜜をいただく。ペースト状の蜂蜜で、パンにそれを塗ってからトーストしたら、パンに染み込み、非常においしい。甘すぎないのがいい。トースト派には、オススメである。
http://honeyhoney.seesaa.net/

■パサージュ外苑前へ。アーキテクトカフェでパスタを食べる。丁寧につくられているようだ。一口めに隠し味のようなスモーキーな何かの香りがしたのが印象的であった。今度、店員さんに聞いてみよう。

■夜、オフィスにいると、知人から「近くで飲んでいる」との電話があり、帰りに立ち寄る。女性建築家さんや空間デザイナーさんと少し飲む。女性建築家さんからは、フィンランド留学のお話を、空間デザイナーさんからは、クラインダイサムアーキテクツやスピンオフ勤務時代の話などをお聞きする。

■「東洋経済」の読書特集を読む。本の読み方に関して特に目新しい情報はなかったが、興味深かったのは、インタビューされている5、6人(著名なビジネスマンや研究者)が、「一日の読書時間は?」という質問に対して、だいたい2〜6時間と答えていることだ。ビジネスマンの読書といえば、すぐに速読云々という話題になるが、(この記事が正しいとすれば)ここに登場する彼らは、おそらく忙しいであろうにも関わらず、少なくとも膨大な時間を読書に割いているわけだ。この一点を知っただけでも、この号を読んだ価値はあった。

■前々から思っているのだが、Eメールに署名(文末に入れる名前、電話、住所など)を入れない人は、なぜ入れないのだろうか。それを入れることで相手の作業を軽減できると思うのだが。署名がないと、電話や郵送をするとき、いちいち名刺を探さないとならない。メールに署名入れない人というのは、もっと便利な連絡先管理方法を体得しているのかもしれない。だとしたら、ぜひ教えていただきたい。

■取材で西麻布のラウンジへ。カウンターやラウンジや、2時間10万円のカラオケ個室がある。お金持ちの社交場であろう。

■帰路、青山ブックセンター本店へ。セレクションの良さを再確認するとともに、商品(本)の扱いの良さに気がついた(おそらく書店員さんが商品を丁寧に扱っているであろうことを感じさせる)。書店によっては、新刊なのに本が傷んでいたりするケースが目に付く書店もある。ABCでは、大げさに言えば、店員さんの本や読書への愛情を感じる。
その後、渋谷ツタヤで取材資料の映画2本を借りる。レジカウンターの中にいた店員さん同士が、「あの映画知ってる? あれはよかったよ」などと熱心に語り合っている光景を見た。映画好きなのだろう。本でも映画でも、商品に愛情を注いでいる店員さんのいる店で買いたいという気がするし、そういう店は楽しい。

■社内打ち合わせ。web時代への対応について。

■連載取材で、あるデザイナーさんを訪ね渋谷へ。コンセプトむき出しの映画や、混沌から秩序が立ち上がる瞬間を切り取ったような作品が好きとおっしゃり、「バンカーパレスホテル」など独特な世界観をもつ映画数本について語っていただく。

■渋谷にオープンした雨具ショップ「puddle of rain」のレセプションへ。梅雨を少しでも楽しく過ごそうと、傘を買う。柄の部分が、さまざまなところへ掛けたり、さまざまな持ち方をできるように工夫されている。が、いい傘なので、置き忘れるといけないから、あまり掛けないであろう。

http://ameblo.jp/japan1134/entry-10107751449.html

■新宿で撮影と打ち合わせ。

■会社で打ち合わせ。

■新宿の第二都庁舎で免許更新。1時間もかからず、スムーズ。

■カメラマン山本氏の独立祝いパーティーへ。東大前のお寿司屋さんにて、15人くらいの男女が集まり、盛大に。設計事務所の方、森ビルさん、アイデックさん、松下電工さん、明治記念館さんなどなどデザイン関連中心に、いろいろな方が集まる。こんなに友人たちが集まってくれるなんて羨ましい出発である。今後また一緒に仕事をする機会が、とても楽しみ。
ちなみに、いわゆる“笑いをとる”という行為ができるテレビタレントのような一般人が多いことを、今さらながら実感する。

■さて、これも当たり前かもしれないが、物事をどういう言葉で切り取るかということは、物事をどういうふうに見るかということと同義だ。いろいろな人と話していて、そう感じた。